まず一回りしてみます。サクッと回れる広さですが、国宝の建造物が4つもあるんですね。
いずれの建造物も被災後再建されたもののようですが、それでも古いです。余計な色味のない地味さがたまりません!
興福寺では国宝館に入ってみました。阿修羅像が人気のようです。
阿修羅像は八部衆と呼ばれる8体の像(全て国宝)のうちの1つ。八部衆とは、インドの古い異教の神々が、守護神として仏教に取り入れられたものとのことです。阿修羅像は顔が3つで腕が6本という姿。他にも、頭が鳥で身体が人間という像や、頭に角があり額にも目があるという像もあります。
八部衆以外にも、千手観音菩薩像、金剛力士像、天燈鬼・龍燈鬼像、十二神将像など、まさに国宝館で、見応えがありました!
で、東金堂も見たくなってしまい、急遽そちらも拝観することに。ありがたや、国宝館のみで購入したチケットを共通券に換えていただけました(100円お得)。
東金堂には、四天王像や十二神将像など躍動感あふれる木造彫刻が納められています。国宝の建造物の中に国宝の彫刻がずらりと並んでいるのは、展示用に整備された国宝館とは一味違う趣きがありますね。こちらも見てよかった!
自分の中に、仏像好き(というより守護神好き?それとも彫刻好きか?)という意外な一面を発見した日でした。