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伏見稲荷大社

2023年10月、京都市伏見区にある伏見稲荷大社を訪れました。

711年に稲荷大神を祀ったのが起源という、全国の稲荷神社の総本宮です。

朱色の千本鳥居が圧巻で、海外からの観光客であふれかえる屈指の人気スポットですね。

 

表参道から入ると、朱色の一番鳥居、二番鳥居の先に、やはり朱色が目を引く楼門がそびえ立ちます。

豊臣秀吉が母君の病気平癒祈願で寄進したといわれる、京都では最古にして最大の楼門だとか。

楼門の手前で、狛犬的ポジションの狐さんが迎えてくださいます。向かって左の狐さんは鍵を、右の狐さんは玉をくわえています。

境内には他にも、稲穂をくわえた狐さんと巻物をくわえた狐さんがいるそうですよ。

 

白狐さん、にらまないで〜(汗)。

 

楼門をくぐるとすぐ外拝殿(げはいでん)があります。

外拝殿は踊りなどを奉納するための舞台だそうで、節分の豆まきなど年中行事の際にも使われるようです。

ちなみに参拝は本殿のすぐ前にある内拝殿(ないはいでん)で行います。

 

軒下に黄道十二宮を表す鉄灯籠が下がっている外拝殿。

 

本殿は、1468年に応仁の乱の兵火で消失したものの、1499年には再興されたそうです。

 

長い屋根が特徴的な本殿。

 

 

本殿を過ぎると、いよいよ千本鳥居エリアに入ります。

鳥居の数は一万以上あるのだとか。

 

稲荷山の入口という感じ。

 

千本鳥居のなかでも、2本の参道に分かれた所が観光の目玉。撮影に躍起になる人々で大渋滞します。

ここは右側通行なので、往路となる右の参道は誰もが通るため大混雑。思うように写真を撮るのは至難の業です。

一方、復路となる左の参道は、戻るルートが他にもあるため比較的空いています。人通りの切れるタイミングがあるので、それを利用して撮影を試みる人達が順番待ちの列を作っていました(^_^)

 

SNS世代は撮影に妥協なし!

 

千本鳥居を抜けると奥社奉拝所(奥の院)があります。キツネの顔の絵馬に様々な言語で願い事が書かれていて面白いです。

このエリアで人気なのが、おもかる石。

願い事をして、石灯籠の上の石を持ち上げ、予想より軽く感じたら願い事が叶う、重く感じたら叶わないっぽい、という占いです。

 

行列が出来るほど人気。

 

実は伏見稲荷大社はこれが2度目の訪問で、今回はここでUターンして千本鳥居を通って戻りました。

前回来た時は、あまりにも人が多くて、おもかる石なんて近づくことすらできなかったのです(°_°)

何だか悔いが残り、奥社奉拝所までをもう一度見たい、と今回は土曜の朝8時半頃に来訪。それでも結構な人出でしたが、本格的な混雑になる前に参拝を終え、9時頃には離脱したのでした。

 

ちなみに初めて訪れたのは同年6月の土曜日10時半頃。

この時は頑張って、お山の四ツ辻まで上りました。鳥居はずっと続くのですが、お山には「お塚」と呼ばれるものも奉納されていて、奥社奉拝所までとは雰囲気が違います。人もぐっと減ります。

 

ひたすら階段を上る。脈拍も上がる。

 

お山は信仰の地だと改めて感じる。

 

時間と体力が許せば三ツ辻、できれば見晴らしのよい四ツ辻まで上ると、稲荷山のお塚信仰を堪能できると思います。

三ツ辻や四ツ辻には売店や食事処もありますし、自販機もあちこちにあります。が、標高が上がるほど飲み物の値段も上がるようなので(補充するの大変ですもんね)、水などは標高の低いうちに購入しておくことをオススメします(^_^)

 

千本鳥居といい、お塚信仰といい、実に見応えがあって、大人気なのも当然と思える伏見稲荷大社でした。

体力のあるうちに今度はお山メインで行きたいかも。

 

 

お食事は前回も今回もバーミリオンカフェのブランチ。

オーナーさんが以前お住まいだったメルボルンのカフェをイメージして作り上げたお店とのことで、池に面したテラス席が人気です。

 

フムスプレート。お気に入り!

 

伏見稲荷大社のすぐ近くという立地もあってか、お客さんの9割は外国の方と思われます。

お料理も日本離れしていて楽しいお店です。